タカアキラ版SFセミナー99レポートです。
他の皆様のレポートと併読してぜひとも行った気になってください。

 SFセミナー本会
 遅刻した上に、本会が行われている全逓会館(ぜんていかいかん)の場所が解らなくてぐるぐる迷いました(泣) 結局通りすがりのおまわりさんに道を教えてもらって、無事、全逓会館に到着。イェーイ!!ありがとう!!>おまわりさん
教訓、会場までの地図プリントアウトして出かけよう。  どうにか受付を済ませて会場に入ると、人が大勢いてびっくり。立ち見しようと思っていたら、親切なスタッフの方々が 空いている椅子に座るよう勧めてくださった、ありがとう!!>スタッフさん
 半分以上進んでいた一番目の企画、文庫SF出版あれやこれやに対する私の感想は「最初から聞きたかったよう〜(泣)」 と「編集者さんっておしゃべりが上手ですねぇ。」 「シーフォートの続きの原稿はもうあがっている。」 とか「バラヤー(ヴォルコシガン・サガ)ももうすぐ出ます。」という重要な情報が聞けて良かったです。あと山岸真さん初のの長編翻訳第一と第二の話もね。 (七月の時点での注:アレ?)

お昼休みには数少ない知っている人に挨拶。「毛ぇは生えそろいましたか?」「しーっ(笑)」という謎の挨拶を交わしました。
 そうそう、会場ではファンジンが発売されていました。私は宇宙塵の最新号と塵も積もればを柴野拓美さんから買いました。ご当人自ら売り子を勤めておられてびっくりします。

 午後からは「前のほうの開いている席から詰めて座ってください」というスタッフさんたちのお言葉に甘えて、真中の前から三番目という遅刻した人間が 座ってもいいのか!?というような極上の席に座りました。スタッフの方が「後○○分」とかかれた紙を操作するのがわかるくらい前なんだよ!! 製作秘話 が聴けてラッキーでした。この企画で 重要な発言は「宇宙船の超光速は男らしくない。エンジン力で勝負するが良い。」 「ヒーローは組織に属していてはいけない」です。エンディミオンは許されるのかもしれません。あと堺三保さんはそんなに太ってないと思う。

 三番目の企画「雪風」また未知なる領域(せんいき)へは牧眞司さんによる神林長平さんへのインタビュー。
今日ここにきてて、神林さんの本を読んだことないというもぐりは私ぐらいじゃあないかな?(ばれたら縛り首です)神林さんのキャラが面白かったので、本を買うことを心に誓いました。私的神林さんのもっとも重要な発言「だって…猫はかわいいじゃないですか」(くねくね)猫について語ろうとすると理性が働かなくなるというのは猫好きとして立派だと思いました。猫柄のシャツ着て参加してらっしゃるのはさすがです。猫柄といえば古沢嘉通さんも猫模様のシャツを着ていました。あれはパジャマではないかとうわさされていましたが真実はどうなんでしょう?ところで右隣に座っているひとは寝てました。せっかくいいところに座ってるのにもったいない。左隣には谷田貝さんが座ってらっしゃいました。

 昼企画の最後、今年と今までのSFセミナーのトリを飾る企画、なぜなら今年人類が滅ぶから♪げらげら(本当に今年はべんり)篠田節子インタビュー。篠田節子その未知なる領域というサブタイトルはついていなかったけど、内容はそのようなものです。作家の種類?を問うクイズ「十年前に舗装した道路の下から三ヶ月まえの死体が出てきた。どのようなトリックがそこにあったのか?」の回答にミステリ評論家でもある大森望さんを指名。めちゃくちゃもりあがる会場。大森望ピーンチ!!しかしなんと難しい問題か。私は「中で生きてたってのはだめかなぁ」と思ったもののうまい理由が思いつかない。大森さんが出てきた瞬間にそう言えば月光の囁きに解説を書いていたなぁということが頭に浮かび「その男は日本一の人間道路で…」という回答を出さないかな〜と思っていたら出しませんでした(当たり前。)

大森望「地球にはマントル対流というものがありましてですねー(笑)(…中略…)新本格はこの理論でOKです。清涼院流水なら短編一本かきます(笑)」、
篠田節子「あなたそんなんじゃあミステリ評論家首になるわよ(^^)」
会場は大喜びでした。
あと、篠田さんが子どものころ読んだSFの話に、木戸英判さんが「クラークです間違いありません」と即答する姿が格好良かったです。早押しSFクイズとかってやったら最強かもしれません。

 さて合宿です。いや合宿の前に夕御飯をいただいたのですが、道が判らないからと数少ない知人についていったら凄いグループに混じってしまってめちゃくちゃ嬉しかったです。なんと本会のゲストの○○さんがいらっしゃってびっくり。しかも、おごり!!本当にありがとうございました

合宿の部

 私が参加した合宿企画はヴァーチャル読書会。サイコドクター暴れ旅。新作アニメの部屋。ネットワークのSF者たち。です。
ヴァーチャル読書会に参加するのは二回目、今度こそは目立ちまくってやるぜ!!とひそかに思っていたのだけれど、翻弄されっぱなし、いや面白かったから全然OKなんですけど時間はあっという間に過ぎたし。しかしまたしても司会者の張り巡らせた罠(©森太郎)の中でもがいていた、いやもがかされていたのか!?うむぅ、今度は京フェスで勝負だっ。森太郎さんからはDASACON宛のFAXで一本取ってるつもりなので一勝二敗って感じ。うそうそ。いや〜面白かった。

 少女漫画の部屋というのにも心引かれるものがあってしばらく覗いたのですが、どうも少女漫画といっても私が普段買っている雑誌よりも対象年齢が高い雑誌に描いている漫画家さんについてのお話から入っていって話がやおいについてと向いてきていって、めちゃめちゃ後ろ髪を引かれつつも(短髪だけどさ)サイコドクター暴れ旅の部屋へ。超満員であちゃーまいったなぁと思っていたらまたしてもスタッフさんの計らいでどうぞ空いてるところへって一番前に、うむぅ遅れてきたのに…ひょっとして遅れて入るっていうのは前のほうに座るために有効な手段なのでは?企画の中身は「ほりあどぅ」(ふたりで狂ってるくらいの意味だそうです)という狂気の感染とでもいうべき症例の紹介です。自分の不確かな記憶を元に具体的な例をあげるのもナンですので詳しくは書かないですけど、帝都物語みたいな話が美しかったなぁ、あと「今聞いた話をもてあそびたいっ、でもそんな事していいのかな?いけないだろうなぁ、でもいいたい。」という参加者さん達の欲求が感じられて、いや、感じられたような気がして。そういう人たちの集まりなんだなあと再認識したのです。

 新作アニメの部屋も混み混みでした。恥ずかしながらテレビ持っていないんで、アニメどころかテレビ全般見られないんですが、割と好きなほうなので…、この企画で大事な発言とキーワードは…、ドリルでルンルン、空想科学設定、WOWWOWがガン、英語の歌は困る、エンディングは全部入浴シーンです(笑)俺この銭湯この前入った(笑)、ToHeatのエンディングが複雑で困る、どうよ?、ガンダムが埋まっている、SDガンダムも埋まっている、あれは何ですか?(エンジェルリンクス)あれは氷の塊でエアーバリアーを作ります(堺三保)。今期の隠しテーマはヒゲとボイン、ピカチュウは出てきません、イニシャラーイズ、ルンルン、背景世界を共有している作品が多いのが特徴である。だそうです。覚えているのはこれくらいですかね。室内は異様な熱気で部屋を出るとちょっとびっくりするくらい涼しかったです。

 ネットワークのSF者達はネット内のファン活動について、ウェブダムの出現はSFファンダムに何をもたらしたか?みたいな話。OKKOさんのSF大会に初参加したときの話を聴きながら自分にも語るべきことがあるんじゃあないか。とは思ったもののしゃべんなかったんで ここに書いておきます。あと沈黙のフライバイ(博多弁。うそ)に星雲賞取らすぜ!!という話がどのようにして盛り上がっていったのか。とか。

 深夜は、いろんな部屋をぶらぶらしつつも大部屋で坂口哲也さんとミラクルヴォイス1号と2号の東茅子さん冬樹蛉さんに混じってお話しというのに落ち着きました。実際に星雲賞取れたら帯に星雲賞って書いて重版かけましょうとかゆって坂口さんを困らせたり、ミラクルヴォイス1号と2号の声にうっとりしつつ、…ナンの話をしたっけ、ポケモン憑きの症例をでっち上げたりしたのかな、医者は151のポケモンの特性を知らなければならないとか。…だいぶ記憶があいまいになってきてるけど隣の集団の人が「すべてがSFになる」って話をしててなんでいままで思いつかなかったんだろう。とか女神さんと番長さんが自ら買出しに行かれて周辺のかたがたにお菓子を下賜しているのをみてああ自分もなんか食いてぇあれはおねだりしてもいいのかと思って、……いつのまにかオークションが終わった後のすかすかの寝部屋で寝てました。

 朝は、ウルトラマンの後番組について喜多さんと冬樹さんとタニグチさんと木戸さんがお話しているのを聴いていました。ギャグなんだよ全部、ウルトラマンカイナとかデンガナとかウルトラマンジャン(横浜)とウルトラマンドスエ(京都)とかゆってんの。ウルトラマンジャケェ(広島)とか。お片付け手伝おうとしつつも手伝わないほうがましなくらいボーとしていて、柔道でとまってた小学生たちを遠めに見て騒がしくてごめんねぇと思いつつ御飯食べて電車でどうにかこうにか帰って寝むる…つもりが帰る途中にローカルの友人に呼び出されて新宿で遊び、結局夕方に帰り着き眠りました。


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