!メイドロボ ゲーム『トゥハート』の世界に登場する。ゲームの中では来栖川重工が製作した人間そっくりの外観と機能を持つプロトタイプのメイドロボ・HMX−12「マルチ」との恋愛シミュレーションを楽しむ事ができた。このシナリオがネット上で絶大な支持を受け、メイドロボという言葉が浸透していくことになる。同時に現実としてホンダがP2、P3という高性能の人型ロボットを発表したこともメイドロボ実現を夢見る者を大きく刺激した。映画にもなった『アンドリュー』でアイザック・アジモフが登場させたのも家政ロボットだったし、ハインラインの『夏への扉』で主人公が大儲けする発明も『文化女中器』であり、メイドロボの起源は意外と古かったりするのだが、最大のポイントはそれを「少女型」にしたことであろう。それに加えて下半身もしっかり作りこんであることも商品としての価値をあげることにつながった訳である。ビデオもCDROMもインターネットもそうだけど、現代において新しいテクノロジーが世に浸透するためには下半身的欲求を満たすことが不可欠なのである。