DASACON6レポート風文書

Text by タカアキラ ウ

はじめに。この文書について。
2002年10月19日夕方から東京は文京区本郷の旅館「朝陽館本家」で開催された DASACON6という本読みが集まる イベントに行って来ました。
参加した人が雰囲気を思いだすため。参加出来なかった人が参加したいなあと思ってくれるかもと おもってレポートの様なものを書きます。 他の参加者さんのレポート とあわせて読んでみてください。
例のごとく、メモなどは一切取っておらず適当に書きます。 壊滅的な誤りを見つけた場合はぼく宛のメールにてご指摘ください。 大体が時刻順に。でも、ある人と喋ったことはその後で話した事でもまとめて書いたりするかもしれません。しないかも。 あと文体も統一されてません。そういう仕様です。それはいつものことです。
すごく楽しかったです。次回があればまた同種の催しに参加したいと思います。
最終更新日 2002年11月12日


ヘイ、タクシー!!
10月19日、1730 タクシーで朝陽館本家に到着。漫画喫茶を出たら大雨だったし道もわからないので、 タクシーに乗った。ちょっともったいないかしらと思うあたり大人力が足りないと思った。 昼間も暑かったけど、この雨もまるで夕立ちみたいですねぇ。なんて運転手さんとお話ししながら 大体近いところまで行くのだが、所番地を控えて来てないのでたどり着けない。ちょっと待ってね。って 携帯で googleの串を通して DASACON6 のページにアクセス! google のこのサービスか携帯の機能なのか、電話番号のところがハイパーリンクに なっていてクリックするとそのまま電話がかけられるのがすごい。やっぱりサイバーだわ。 (しかし、こういうことやりまくるとちょっとゲンナリするくらい通信費を請求されるので注意しましょう。) 運転手さんに宿の人が説明してくれて無事にたどり着けました。ていうか、宿の電話は出かけるまえに 控えるのが冴えたやり方ですね。


到着後。風呂。お買物。
初めて一番乗りした。今まで遅刻とかしてスマン。 開始30分前から入れますというその30分前にたどりついた。えへん。 受け付けの着物姿の おおたさん から、名札と付箋紙をもらった。 ヒラマドさん が寝部屋使用について説明してくれた。寝部屋の前に張ってある紙に付箋を張ってください。とのこと。 それで部屋人数が調整できるのか。なるほど。 紙に横笛と書いてあるので、さっき月と書かれた紙を見たけど、この横笛とかいうのは企画かなんかに使うの? と聞いたら単に部屋の名前だった(笑)。 やっぱり横笛の間でしょ。ピュー。明け方このお部屋を覗くと 志村さん のみがお布団を使用してました。ということはこの部屋を利用した人の中で一番理性がある人なのです!! あとの利用者は、ヤマトか月で激沈したのでしょう。(それはそれでSFっぽいよね。) しかし、一番乗りで来たものの誰も来てないのでやることもなく、先にお風呂に入ろう! と、お風呂に入りに行った。 新潟に来てから仕事でよく旅館に泊まったりするのだけれど、DASACONが使う朝陽館本家 は結構良い宿だと改めてわかった。そういえば翌朝も外人さんがいたもんね。 グッドモーニングって感じ。 お風呂は温泉じゃなかったけど、まずまずのものだった。だっさこんだ。だっさこん。とかなんとか鼻歌を歌っていたら 一瞬宿の人がスーツ姿の人に風呂を見せに来た。いやん。エッチ。 浴衣を着ようかどうしようか迷ったけれども、来たときの格好でいることにした。 だもんだから、後で風呂上がりに浴衣を着ていた πRさん とか 向井さん に 「あ、浴衣着てる!!」とか言ってしまったのは羨ましかったからなのだ。 ここで浴衣で頑張っていればその後の方向性を決定できたかもしれない(笑)
お風呂から上がったら、(先月鹿児島にもいたので凄い)本当にどこにでもいる坂上さんがいてディーラーで、 設営していた。ガンダム見逃しまくりなのでコインを居れてガンダムをちょっと見たところで 一歩さん と、もう一人どなたかぼくとは初対面の方がいらした。 つちやまことさん かしらと思うが、その後お話しが出来なかったので、記憶に残っていないのです。 すいません。 ぼくも含めてこの三人が飯食いそびれた〜。 とか言っているので、じゃあ買いだしに行きましょう!とか言ってると、一歩さんが「正直に告白すると 準備をしていたいので、代りに来て欲しい(大意)」とおっしゃる。 (もしくはおっしゃっていない。) きらりーん。と目が合い。 適当に買って来い来い来い。(残響音付き)という指令が感覚で自ずとわかってしまった。 (妻帝自体は肌に合わなかったのだけれど、旦那の帝国を読まされてしまっては(笑)) つちやさん(仮)とコンビニまで 買いだしに行った。そんなに買うの?と目を丸くするつちやさん(仮)を驚かせるくらい。 買ってしまった。一歩さんも余れば誰か食うでしょ。っていってたもん。(もしくは言ってないもん) とおにぎりやら、パンやらお菓子やら買う。朝方にスタッフやらが準備した お菓子が余っていたのは申し訳ないと思うが、我々は開始早々もしくは開始前からおにぎり等の 軽食系が食べたかったのだ。午後の紅茶を三色そろえたのは。当然「マリア様がみてる」 読者の為の配慮なのだ(←そんな配慮はいりません。) 帰ってくると一歩さんのSF属性調査が稼働していた!! apache かなんか入れたの?と聞くと httpd を昨日入れたのだって、 そうそう。 apache って DOS 窓を使わずに実行出来ないんだよね。 のださん も同人誌を並べていたので、この前セミナーで買った本には 2001年のSF大会に初参加して、今までの自分の読書体験(含むアニメ・漫画)を 振り返りつつ、SFとはなんだろうと、自問していく傑作レポートが載っていたので 書いた人に面白かったと褒めてあげて欲しい。いや、他は読んでないけど。 とか言うと、その人の新作が載ってますよ。 なんて、同人誌を薦められてしまうのだった。商業の本で積ん読のがいっぱいあるのだが、 100円なら惜しくもないかなと買ってしまった。 そのまま、ディーラーズ周辺で雑談とかしていると、開会時間となりましたとさ。

自己紹介とか。
u-kiさん の挨拶に続いて、参加者の自己紹介。50音逆順。 挨拶も何も無しに、「隠しキャラハケーン!!」とか呼びかけたのは本当にごめんなさい。としか いいようのない。 スズキトモユさん の挨拶中での今読んでる作品に会場がどよめいたりしたのが印象に残ってる。 「どういう脳味噌してんだ!?」とかいう声が洩れてたりしてた(笑) スズキさんはこういうイベントに初参加なせいか、後で質問攻めにあってたりして面白かった。 「Q:一冊何分とかで読んでるんですか?」「A:作品によります。」とか 「Q:子育ての傍らホームページ作ってるんですか?」「A:あれはネタです。」 とかね(掲示板への宣伝書き込みへの受け答えらしい)。 その後なんどか、同じ輪の中でお話ししたのだけれど、全く何でも読んでるすごい人という気がした。 途中流水話になったので、「トップラン全部読んだけど」というと「それは偉い」と言われた。えへん。 (後半突然下水処理SFになるので海外SFで言えばスロー・リバーです。 というギャグは理解できる人が少ないギャグかもと思った。) 「でもラップ小学生とかどうなんだYO!」とか。清涼院流水好きだぁ。なんであんなに怒ってる人がいるかなぁ。

ぼくは「拉致事件と原発トラブルで中央のニュースでも取り上げられない事のない新潟から飲まず食わずで駆けつけました。 …いや、新幹線乗ったけど。」 とか、飲まず食わずはちょっとウソ。「ぼくの日記を読んでる人は多分20人くらいなんだけど、読んでる人来てます?」 とか。その7割にならんとする程の読んでる人がいっぱい来てて嬉しかった。 後で聞いたらちゃんと面白がって読んでくれてるらしい。 確かに、想定読者はここに来てる人なんだけど、読まれてるかどうかは自信がなかったのだった。 何人かにはツボらしいというのもわかった!! うしし、これからも頑張ろうと思った。 あと、あれを読むと君が良い奴だとわかるよ。うん。君は良い奴だ!とかも言われたので ちょー嬉しいのだけれど、さすがに照れくさく、いや、嘘ばかり書いてるのですといってしまった。 本当はもっとノワールです。猫とかイジメまくりです。とかいうのは今書きながら考えたギャグ。

メイン企画 佐藤哲也・高野史緒インタビュー。ぼくのわりと駄目な質問。山之口さん。
メイン企画は面白かった。別に「努力・友情・勝利」の物語ばかりが好きだというわけでは ないのだけれど、個人的には楽しめなかった妻の帝国を書いた佐藤哲也さんの話も楽しめたし。 結局高野さんの本は読んでないや。申し訳ないなあという高野さんも 物語の下僕タイプとか"宇宙から発信されて来る物語を書き留める"と繰り返して話してたりしてるのが面白くて 大変楽しめた。企画がはじまった途端、前に来て熱心にメモを取っていた 安田ママさん が丁寧なレポートを書いてくれるに違いないでしょう!! という部分は紙にボールペンで書いたのだが、実際にコンピュータに打ち込むときには ちゃんと本当になっていた(笑)。 感想としては、 正直、インタビュアーのu-kiさんと タカハシさん がキャラを抑えているのが もったいないと思った。ゲストよりは目立っちゃいけないとは思うけど、 ブレイクした方が、お二方ももっとついうっかり、口を滑べらせてしまったかも。(ついって(笑))

ここで特筆して置くべきことは、マイクなど全然使われてない生音だけなのに、 全員が耳を澄まして企画に集中していた事。まあぼくは前の方にいたのだけれど、後ろの 方でも聞けたんじゃないかしら。 一冊も読んでない作家の方への質疑応答に手をあげるというのもどうかと思うけれど、高野さんへの質問として、 「音楽の話を人と詳しく詰めたことがないので、人が使っているグルーヴ感という言葉が 自分で使おうとする感覚と一致しているか良くわからないのですが、例えば話自体は 大したことのないフィフス・エレメントという映画に傑作のコンサートシーンがあるんですが、 あれってグルーヴ?(大意)」とか。高野さんは「その映画を見てないので…」と おっしゃっていたが、向かいに座っていた 山之口さん が「そうそう、グルーヴって何?って人に聞きづらいんだよね。」と喜んでたので 企画後にグルーヴの使われ方についてお話しすることが出来た。イェイ!!

「いくらかの曲に強烈な魅力を感じてしまうときにこれが世間で言われているグルーヴ感なのかな? と思うことがあるのだが、他人が使っている言葉と一致して使ってよいのかわからない。ひょっとしたら わかり得ない感覚かもしれないと思うがグルーヴ感という言葉の使用者は 自分が使うグルーヴ感とさらに他の人が使うグルーヴ感は 一緒であると言う合意の元に使っているのだろうか。 それはそれとして、未知の言葉とか感覚がわかりそうでわからないというのはちょっと好き。」 とこれほど流暢に話せていれば大したものだが、そんなこともなく。 大体はこのような事を言おうとした。そこはそれとして、山之口さんも 「でも使ってる人達も確定的には使っていないかも。(大意)」とおっしゃってくれるのだった。なるほどね。 ってこの企画中ビールを飲み続けていたのでここらへん凄く曖昧な記述で書かない方が ましかもとか思ったのだけれど、一応書いて置きます。 なぜに、ムジカ・マキーナを始めとして高野史緒の著作を一冊も読まないままに こんな事を聞いたかというと、高野史緒作品の感想とか解説とか書評とかを見てなんどか思い出されたのが あの映画のあのシーンだったからなのだった。(買ってあるんだからムジカ・マキーナを読めっつの!>自分) それはそれとして、ぼくはこれこれこういう時にであったこれこれの曲のこういう所をこれってグルーヴ感かな と思うのです。と日記に書いて見ようと思った。

メイン企画終了後の雑談その1。ぬいぐるみ。見せびらかすように読むこと!!
メイン企画終了は適当に雑談。気がついたらいつのまにか広間のど真ん中で、 picnic つながりなのか、スズキトモユさんとか とりこさんらを 囲んだ輪の中で話していた。漫画の話もすれば、作家の話もした。 オタク第なんとか世代トーク(c)スズキトモユも面白かったよ。 シスプリとかはわからないけど、周辺の人が一斉に 異口同音にプリンセス・チュチュを褒めるとか。(ぼくも一回しか見てないけど、面白いと思った。) あと、ユタで一番優しい人とか。 そうそう、広間にはいろんな人が持ち込んだぬいぐるみとか。 があったんだけど、ここでとりこさん(だと思うんだけど)が持って来ていた 座蒲団の触り心地について書いておかねばなりません。不思議素材なのか、めちゃめちゃ軟らかい。 なんじゃあこりゃあ〜という触り心地。まっさきに想像したのは黒田硫黄のまるいもの。 いやーこれは面白いねぇ。で、ぬいぐるみといえば、 こんなこともあろうかと出かけに玄関で目があった手の平にのるうさぎを 連れていったのだが、こいつも結構可愛がってもらえてて見たいで嬉しい。 誰の親切(または悪意)か知らないけど、 ちよ父のおっぱいを秘書猫ミーコとみーにゃと一緒にもらっているように配置されたりしてたよ…。 良かったね!!兄弟ができて!!姉妹か。 そういえばオークション中の「我が愛しき娘達よ」紹介の時には ちゃんと役にたってくれたりしたっけ。「そーそー、共学で、男子もいて、男子がこう、宇宙生物とばっかり遊んでいるの!!」 とか。読んでる人にはうけた。そういえば、「これは犬ですよね?」たなかなつみさんに言われたのはショック。 うさぎ!! 名前はないの?ってだれかにも聞かれたけど、つけると情が移ってわかれるのが 辛くなるからつけてません。うそうそ。考えたことないや。 というわけだから、このうさぎが可愛かった人は「ウォーターシップダウンのうさぎたち」とか 「おんぼろ宇宙船シリーズ」を読みましょう。(何ちゅうオチじゃ)

でこの時にとりイカのイカちゃんこと山名沢湖氏の漫画をとりこさんが貸してくれたのだった。 宣伝の為、目立つように読むこととか指令を受けた気がする(笑) 企画に混じったり、オークションを冷やかしたりととびとびながらだったけど、深夜くらいまで かけて一冊全部読んだ。イカ漫画はいいねぇ。可愛い顔のキャラが変なギャグをする路線とかは サディスティック19と近くてそれからいい意味で毒が少ない感じ。もう一系統のいわゆるギャグでは ないカップルの連作ものとかも良かった。女の子視点やセンスについての話が多くてぼくが 褒めてもいいのかそれと思うんだけど。面白かったです。ってつくづく説明が下手だなぁ。 誰それに似てるとかいうのも褒め言葉にならない場合とかもあると思うけど。ぼくは本当に 楽しんだよ。オークション中、読んでたギャグにしゃっくり見たいな変な声をだしたりしたもんね。

賞を語る。というか作品を評価するということについての企画。ルノアールでやっと考えがまとまった?俺と星雲賞
ファン交流を考える会を考える。の企画にも興味があったけど、雑談が楽しすぎて不参加。 でも、タイミングがあったので賞を語るの企画には混じったよ。引っかきまわしたと思われたかもしれないけど、 一応は話が収束してから賞について語るというより作品を評価することについて話がしたかったので、 星雲賞関係の話を蒸し返したりした、でも、不満をいうだけいったんじゃ なくって、ぼくだって、何かのファングループ代表となって規約を変えたりぼくの理想とするノミネーションリスト が出来上がるよう働きかけるつもりもあるのだ。 で、何を話たかというと、レギュレーション違反とか改定の話ではなく、ノミネーションリストの バランスについて愚痴を漏らした、もしかしたら聞き苦しいものになったかもしれない。筋道だてて話せてないしね。 翌日、ルノアールで雑談してようやく、自分の意見がまとまったかな。箇条書で書いてみよう。(前フリ長すぎ)

みたいな話。やっぱり見苦しいなぁ。 結論として俺の清水玲子はみんなもっと読めれ!ということで良いかも。 なんじゃそりゃ。

やっぱり全然、筋道だってないや。 ぼくの不満は候補作のリスト(または選者)のセンスが上がれば解決する問題なので、 規約が変更される必要ははないかも。何が受賞しなかったから不満とかじゃなくて、 あれが勝負の舞台(土俵かな?)に上がってない状態ではは勝った方も気の毒だし。 他の部門賞の権威をも下げることになるかもしれない。 (→あの程度のセンスの奴が選んでいるんだ。ふーん。) 権威なんかいらないという人もいるかもしれないけど、それってもったいない考えかただと思う。

ところでぼくが初めて星雲賞という言葉を知ったのは、田舎に住んでてて 放映もされないアニメの各話紹介とか目当てに読んでたアニメ誌の記事の中に ママは小学4年生が星雲賞を受賞したという記事を読んだときで、 記事を読みながら星雲賞がなにかというのは十分には理解できなかったものの、 面白かったものを"これは面白かった"とみんなで褒めるという行為がすごく素敵 なものに感じられたりして、星雲賞という言葉は大人になってSFを意識して 読み出すころまではすっかり忘れていたものの。 その行為自体には長いこと幻想をもっていて、それでこんなにいろいろな不満をもったりするのだ。 あと、振り返って考えてみると、 清水玲子は、田舎で育ちさして友達も多くなかったぼくに今では言葉でしってる「SFの魅力」 を意識させた作家であることに疑いはないので、それがSFファン方面からあんまり 評価されてないのは寂しいと思った。

で、漫画(には限らないんだけど)雲賞の受賞資格候補作がバランスよく選ばれるためにはどうしたら良いかというと、 星雲賞を選ぶ人達が幅広く漫画(にかぎらないSF作品)を読むか。幅広くSFを読む人が星雲賞に 投票するかどちらかしかないかというとそうでもなく、どんな方法でもよいから 面白い受賞資格所有作品のリストが投票資格者の目か耳に届くようにすれば良いのだ。 2002年にも 星雲賞非公式ノミネートのページ があったみたいだ。今年は大会に行かなかったので意識しなかったけれども。 次回も同種の企画があれば何か候補作を教えてあげに行きたいと思う。

ほかにも DASACON参加者とかそうでなくともこの記述が目に止まっているような人間が、 森下一仁氏が毎年 やっているベストSFに投票するというのもあると思う。 みんな投票してください。 ってそれが、 レギュレーション違反の作品に5点つぎこんだり、(2000年の投票) 送ったメールが投票の〆切日に間に合わない(2001年の投票) とかしている人間のセリフとなるとちょっと説得力がないかもしれない。 でも、面白かった本を「面白かった!!」と褒めてあげたいと思ったり、 「他の人にも読ませてみてぇ!!」とか いう気持の上では余り外れてないつもりなのだ。 あと、実際2001年の投票ではぼくの投票がきっかけに「紫の砂漠」を読んだ人が いたことが分かって、それはすごくうれしかった。

その他の雑談。
その後はオークションを含め、雪風を見るまではずーっと、広間にいました。 一歩さんとは属性調査の結果。 SF属性調査 in DASACON6 をノートパソコンの画面に出して肴にしつついろいろお話しをした。 属性のランキングとかみながら他の参加者の傾向とかいろいろ話した。 山崎さんは既読数は普通だけど、SF度の強い作品を厳選して読んでる。 とか。そういうの。このリストの中では読んだのが少なくても にじむさん はにじむさんのカラーがでてるねぇ。とか。やっぱりスズキトモユさんはすごいなぁ。とか この調査は結構じゃなくすごいと思った。 ぼくはとくに目立つところがないかなと思ったんだけど。 "やや軟派よりにある意味バランス良く読んでるといえる"といえるのだそうだ。 なんと、ぼくはDASACON系な人の平均なのか。 そこ!うへえとかいうの超禁止!!

参加者リストに話したい本とか作家の名前を書くのは大成功だったみたいで、 これは今後の標準としたら良いと思った。書いてたおかげで BANANAさん が滝本竜彦の話題を振ってきてくれたりしたよ。 ブギーポップを枕にして、上遠野と滝本の一緒な所と違うところを 一方的に喋ったりしたんだけど、あれは楽しんでもらえたのかな。 会場には送れて着た ヒロさん(大人気!) にで、でも釘宮ボイスでおうちに帰りたいとかお母さんに会いたいとか 泣きだしたりする泰麒とかはめちゃくちゃ可愛いと思うとかいってるのには激しく同意してくれたみたいだった。 泰麒可愛いかったなぁ。なんで新章になっちゃうんだろう。しくしく。

オークション。好きな本と熱意。
オークション。熱かった。ぼくも面白かったので誰か他の人にも目の前でお薦めしてみたい 本とかはあるんだけど、決して「目利き」であるわけではなく、 オークションともなると、どれに価値があるやらないやら分からないし、 今回も出品は見送ったんだけど、出す人出す人のその本への思い入れが 感じられるようで見ていて楽しかったりした。自分も好きな本だったりすると ちょっと一言言わせて!!見たいな感じで、誰に遠慮することもなく、 これくらい人が集まれば一人くらいは読んでない人がいるはずで、 誰かに読ませてみたい本を持って行くのはアリだと思った。 人に薦める為だけにダブって買う気持とかもちょっと分かった。 ちなみに企画側として一番盛り上げてたのはおおたさん、 (自分で競り落した作品を買った後、冷静になってしまい超いらねーよとか漏らしてしまうのはどうかと思うけど(笑)) 出品者となった時も盛り上げてた。 読んでないぼくには プレミスコン版のバルーンタウンの殺人 にしか聞こえない(笑) 飛行する少年の解説をしながら、熱くなってるのが面白かった。 「空に浮かぶ少年の尻!!尻だよ!!なんでこんな値段なの!?面白いんだって!!これ、尻!!これはやおい(もの)なら分かるはずだ。 やおい(属性者)はいねーか(会場を探す)。(ハケーン)いたー!!やおいー!!買えー!!」 とか(笑)誰が発見されてたかは内緒。 u-kiさんの宇宙人モードも聞けたし、ちょー楽しかった。 あと、デブ・ストーリーは突然にを歌い出さずにいられない人達とか。

雑談。イリヤとかサンデーとか。あたし、嘘大好き!!
オークション終了後に、いやー、オークションも面白かったねぇ。 やはり、みかげさん のよじれっぷりが…。とか話していると。 賞企画の前にu-kiさんにイリヤ〜と振っておいたのが良かったみたいで、 それを覚えていてくれたu-kiさんが「じゃあイリヤの話でも」とこちらに来てくれて イリヤの話になった。 他のレポートでの被言及率が高いような気がするので多分面白く聞いてもらえたのでしょう。 突発企画としては大成功なり。 やっぱり三巻の引きのところが非常に気になったので、あの水前寺が作中でも 盗聴されてるらしいことが挿入エピソードでほのめかされてる電話という通信チャンネルを使って、 連絡をつけてくる方がおかしい。電話での最後のセリフもミスリーディングだと 思ったほうがいいのではないか。冷静になって読むと榎本も確保の報告を聞いていない。 水前寺すげぇ。 とか。 最終兵器彼女とのおんなじ部分 (主人公の彼女がオーバーテクノロジーでもって実際の結構えぐい戦争の最前線で戦っている。 10月になっても夏みたいな暑さが続いている。とか) をあげて、最終兵器彼女の高校生はあれだけ世界がどうこうなっているのにいつまでもちせがちせが、 と言い続けてて、世界の状況を気にしないもんだから、 読者としては戦争の背景がどんなんだかさっぱり分からない。普通の代表たる一介の高校生程度にはよく分からない ということ自体が、戦時下において情報が制限されていることの描写なのかもしれないけど、どちらかと いうと高橋しんの書きたいことは別の部分なので、世界設定とかはどうでも良いというか考えてない。 もっと気にしろっての。でも秋山はいろいろ用意してそうで、それが分かりそうで分からない。いろいろ と期待させるように出来てるところがまた面白い。秋山すげぇ! いや、浅羽も相当考えてないよ。水前寺が先輩だったらもっと影響受けるでしょ。 でもそうか水前寺がいるからというのはあるかも。そうだよやっぱり、水前寺すげぇ。 とか。ここいらにいる人はみんな水前寺大好きなので水前寺すげぇでオチがついてしまうのだった。 あとは、サンデーの勝手に改造のネタ(サンデー本誌におけるラブ度グラフとか)を枕にサンデー連載作品話 とかサンデーは本誌で読んでるっぽい人が結構いるのが嬉しかった。 「美鳥の日々」は第一話を読んだ時点でなんてu-kiさん向けの 話なんだ!! なぜメモ帳で大興奮してないのか不思議だった。よっぽどスキャナー板に 書きそうになった。スキャナー板にスキャナーの使い方聞きに来た人にちゃんと 正しい CG の書き方をアドバイスする u-ki さんは親切過ぎるゥ!! なぜ、まずクラ線を用意して…、脳とつないで…とかいいませんか。クランチワイヤーかよ。 とか話を脱線しつつも美鳥は女の子の突然の変化の理由が明らかにならないところとか、 割と南君の恋人方式だけど、サンデーだからエロくならないし、打ちきりになるとしても ハッピーエンドは期待していいかも。(南君といえば姉ちゃんとかでてきたのでドラマ版の方と見比べると面白いかもと思った。) 五週打ちきりじゃねーのかよ。今のところ5週どころか10週、13週で終りにも見えないし、実際ここにいる人には大人気じゃん。 でも右手よ!!右手が恋人かよッ!!ミギィー!!危ない防御だ!! とかみたいな。 ここの話題は とりイカレポート が詳しいかも。 u-kiさんの学生時代とかの話も面白かったよ〜!!

途中一瞬、このまえの日記の 実は存在しない架空のライトノベルファン度調査に答えたYo〜!! の回の話になってまさに引っかかってくれた人がいたことがわかってめちゃめちゃ嬉しかった。 ハイパーリンクをし忘れたのだとおもって日記タイトルをクリックしまくったのだって。うひゃひゃ。 どんなリストだよ!!やべぇよ。シリーズ物の扱いはどうなってるんだよ。俺は阿智太郎はもっと読んでるけど!!とか 考えたんだって!!うわははは。 すぐネタですよ。と書いてあるんだけど、ちょうと画面の外になるところで気づくまでに時間がかかったのだって!! あのときは日記をアップしたとたんに思い付いて、リストにあがっててもおかしくなかったりおかしかったりする作品の 名前を思い出したりし作家の漢字表記とかをしらべながら、日記を書いて書き終った途端にロクに見返しもしないで アップしたのがあの時間なので、一時間にネタを考えながら書く量があれくらいかということがわかったりした だけの日記だったんだけど、そうかそうか被害者がいたのか、うひひひひひ。 正直スマンかった。ありがとう。でも、嬉しい。 ぼく、ウソ大好きです。

雪風は死にますた。我々も死にますた。まだまだ熱い人達!!
とか広間の前の方の雑談集団が解散した後、向井さんなどが雪風のビデオを見よう! と言っていてそちらに合流して雪風のビデオを見た。誰が言ったと言うわけじゃないけど あんまりな出来になってるのでみんなでツッコミをいれながら見ないと元が取れないらしい。 でも俺ってお奨めアニメ判定であなたにぴったりなアニメは「カードキャプターさくら」です。 とか言われて納得するような人間だし、雪風の原作もなんでだれもが褒めるのかが 分からなかったりするしで雪風には愛がないんだけど、いい?とか言うと全然かまわないから とにかく見よう!と言ってくれるので観た。 をを、絵とか綺麗じゃん。途中しか読んでない、マガジンの漫画つまらないと思ってたけど、結構いいんじゃない。 あ、ほら、この爆発のシーンなんて現地で回ってたカメラの映像っぽくなってていいじゃん。 とか言ったりして、そんなに悪くないじゃん。と弁護でもしたろうと思っていたのだ。 そして、雪風初登場シーン。 皆:「どう見てもこの高度は高すぎるでしょ。」
と皆がツッコムので、でもイリヤだって空力でコントロール出来ない高いところまで言ってたし良いじゃん。 とか言ったぼくはジェット機がどうやって飛ぶか考え直すと良いと後で思った。イリヤのあれは不思議ドライブで 飛んでるもんなぁ。 そして、レイが英文タイプライターで手紙を打つシーン。
皆「英文タイプかよッ。」
「ほれ、電子メールとかで、秘密基地の秘密情報とかを暗号化して持ち出されたりしたら嫌じゃん。」 とか言ったぼくは、もっと謎の宇宙人との戦地での隔離規定とかを想像するべきかも。

疲れのせいか、あんまり盛り上がらない話のせいか。見ながら寝てしまい。 (スマン)他の突っ込みどころは 見そびれたり聞き逃したりしたのだけれど、要するにSFファンの大好きな作品が SFファンが見るといろいろ荒が目につく作品にされたと言うことらしい。 Q−CON6でも最近のゴジラの人工衛星の落下描写とかの話題で盛り上がったりしたなぁ。 (なんか真下に落ちて来るんだってさ) 円周率およそ3で計算するとそういう風に落ちるの!とか言ってたっけ?

まあ、確かに雪風は気の毒だと思った。

とかして広間に戻るとu-kiさんと 給仕犬さん を囲んでる輪がとても熱いお話しをしてらした。 途中からなのでどういう話かは良く分からなかったが SFに対する熱い思いを感じた。ううう、u-kiさんは こういう真面目な話をさせても面白いんだよなー。 さっきは、変な話ばっかりさせちゃったなぁ。とかも思いつつ。 聞いていた。その輪の中心から外れて、一歩さんに 「でも、ティプトリーより昔だと古さが鼻について最後まで読めねぇ。」 というと 「それより前こそSFが一番熱かった時代なので、非常にモッタイないよ。」 とか言われてしまうのだった。うむむ。

MTVミュージック・アウォード 2002。(アホ!!・下品!!!)
とか熱い輪の議論が終ったあと、ビデオ熱が盛り上がった勢で給仕犬さんが 持って来たMTVミュージック・アウォード 2002のオープニング ムービーをみんなで見た。ビデオテープを見つけるまで大変だったよ。 スタッフ部屋で発掘してくださったのださんに感謝だ!! スパイダーマンの話をなぞりながら 司会者の二人が決定して会場につくまでの話をしてるということなんだけど、 スパイダーマン冒頭の博物館に見学に来たシーンでのヒロインに写真を撮らせてくれと いうところで写真に撮ってるのは胸のアップばっかりとかだったりして全体的に非常に お下品にアレンジされてて面白かった。 力に目覚めたスパイダーマンの人がコスチュームをスケッチ。 最初のラフへの駄目だしの理由は「ゲイっぽさが足りない!!(not enough gay!!)」からだと(笑)。 で二枚目にはかなりドギツイコスチュームがッ!!でもこれにも駄目だし 「まだ、足りない(still not enough gay)!!」 うひゃー、じゃあどんな格好するんじゃ?と心配してると普段のスパイダーマンの格好を書いて、 「まさにゲイそのもの!!(スマン、笑いすぎて覚えてないッス)」とか言ってるの!! ここで、犬さん(だと思うんだけど、)が 「スパイダーマン(の衣装)はあちらではゲイの象徴になっているんでしょうか?」 と言っていたけど、ぼくは純粋なブラックジョークだと思いたい。(なんじゃ純粋なブラックジョークって。) スパイダーマンになった おデブちゃんの男性司会者がビュンビュンビルの間をジャンプしながら スパイダーマンの歌の替え歌(ひっでー内容)を歌ってたりして、笑いっぱなし キャー誰か助けて〜!!赤ちゃんがー!!って悲鳴が聞こえても今日は気分が乗らないとかなんとかいって 素通りしちゃったりするの。 最後女性司会者の人に司会をやってと誘われた後(逆さまになってするキスシーンのパロディでそこも大笑い)から 透明な車(インビジブルなんとかかんとかモービルだかカーだか)に乗って会場に行くというのが どういうギャグになってるのか分からなかったけど、最後まで楽しめた。(ちなみに透明なハンドルを 握る演技をしながら助手席の女性司会者の膝に手を延ばすのを忘れなかったりするのだ) 一言でいうとお金がかかっているマッドムービーという感じ。 お下品なんだけど、映画に対する愛情が感じられるというか全く不快な感じはしなかった。 というのはそれに続いて会場にたどり着いた二人がステージでミュージカル風に歌い出す、 その歌詞の中身に引きずられた感想かも。(ここも非常に良かったのだよ。) この男性司会者さんは人気上昇中のコメディアンなんだって、 みんなに日本でやらせるんだったら藤井隆?とか聞いたら「ちょっと違うと思う」だって(笑)。 でも歌って踊れてカマっぽい演技っていったら彼だよね。 じゃあ関口宏の番組でエアホッケーやってる人かなぁ。(名前分からない)

指輪のパロディも下品で良かった。 あ、あんたなんて所に指輪をつけてるの〜!!って感じ。 ソコに指輪を取り付けた時の手順を詳細に説明するシーン (熱した釘とか氷とか言ってたかもしれないが忘れた) で、それを聞きながら後の王様の人やフロドが思わず顔をしかめたりするのが 面白かった。もう、この人達はッ(笑)って思ったよ。 大変面白い物を持って来てくださってありがとうございました。>ぬーべる給仕犬さん。

閉会。喫茶室。
とか過ごした楽しい時間も終ってしまった。 最後はみんなでお片付けして、閉会の挨拶を聞いて本会はお開きとなった。 ゴミの分別ではまだ地方差が微妙にあるみたいでお片付けだって楽しかったのだ。 徹夜空けもたくさんいてみんなアホになってて嬉しかった。ぼくもアホになってた。 「私、裸眼だからまっすぐ歩けないかも。(踏んだらゴメン)」とか言って広間を忙しく歩いてる ヒラマドさんに、「私、イーガンだからまっすぐ歩けないというのはどうか。」 とか言ったりしていたのだ。相当アホだ。なにが「どうか。」か。 お菓子が余ってて 出口で配っててちょっと申し訳ないと思った。

喫茶室ルノアールに流れて、いろいろな話をした。ええっと、一歩さんとアニソンの 話とか九年目の魔法とマガジンの水玉さんの猿が摘む茶の話を一緒にしたりしたっけ。 両方読んだ人には想像がつくと思う(笑) でも、ちゃんと、暗号云々より明日デートなのに来て行くお洋服がないわ!とか の方に感情移入して読んだんだよ〜。あれは面白かったよー。

雑感とか。


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タカアキラ ウ
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